宇宙では、時間の概念が地球とは違って、「過去」「現在」「未来」が同時に存在する、といいます。
量子物理学者のジュード・ガリヴァンさんが著書で書いています。
このことは、引き寄せでは重要な考え方で、 理解していた方が引き寄せをしやすくなります。
たとえば「将来、家を建てたい」と思ったら、 考えた時点でその出来事は存在し、
「でも私には不可能かもしれない」「 やりたいにも何をどうしたらいいのか汗」と思う必要はなく、
「その出来事を実現するには何をすればいいか」と考えて、 少しずつでも動いていけば叶える( 引き寄せる)ことができます。
説だけ聞くと信じがたかったり、腑に落ちなかったり。それは地球で暮らしているのだから当然なこと。
「現在」と「未来」は別次元と思って生きてきたのですから。
SF映画「メッセージ」(原題「Arrival」、2016年) では、主人公の女性が「現在」と「未来」 を同時に体感する能力を持っています。
主人公には、自分に関わる未来の出来事が見え、 人との会話やどんな場所で過ごしているのか体感しているようにわ かります。
映画では、今ここにある「未来」を必要に応じて生きることができる、 パラレルワールドを生きているような描写でした。
映像を見ることって疑似体験の一種なので、 主人公の未来を同時に生きる感覚をなぞる感じでした。
見終わって「これはあり得る」と思いました。
「メッセージ」は宇宙船が地球に現れ、 地球外生命体と対話を試みるというストーリー。
その対話に挑んだのが言語学者である主人公でした。
主人公は、地球外生命体と対話していくことで、 未来をみる能力がどんどん開花されていきます。
地球外生命体は「宇宙」ともいえます。
宇宙と対話することって、瞑想が同じだな、と思いました。
瞑想は宇宙と話している(メッセージを受け取る)ようなときもあります。
それと、自分の願望を知るビジョン瞑想、 というのも誘導瞑想で行ったことがあります。
「願望を知る」は「未来を見る」のと同じではないでしょうか。
主人公ほどではなくとも、ナチュラルにビビットに「未来」 に行くなり、引き寄せる人がいるんではないかな、、、 と想像したわけです。
「メッセージ」をかなり独自に解釈して書いてきましたが、 最後に映画の感想を。
「生きる」ことへのメッセージが表現されていることと、地球外生命体の文字がきれいだし美術が良いです。
引き算の美、でした。